「神様とのおしゃべり」ってどんな本?
おすすめの本、神さまとのおしゃべり – あなたの常識は、誰かの非常識 –について。
「神さま」といっても、全く宗教的な内容ではないです。
シンガーソングライターで自己啓発系ブログ「笑えるスピリチュアル」でも人気のさとうみつろうさんの初著書で、対人関係やお金、仕事に対する私たちの価値観をガラッと変えてしまうような面白い視点で人生観について語っている本です。
内容を簡単に説明すると、
現状に不満だらけで「自分は不幸だ」と思っているダメダメサラリーマンの主人公が、ある日突然「神さま」と出会って色々な対話をしていくうちに、さまざまなことに気づいて人生が劇的に変わっていく
というもの。
「神さま」といっても、軽〜い感じで親しみやすいおじいさんで、語り口調も結構ふざけた感じなので、テーマ的には深い内容ではあるものの、漫画のような感覚で読み進めることができます。
「神さま」は、
主人公と出会って早々「あっという間に幸せになる授業をする」と言っておきながら、
「お前の願いは全て叶っているから、お前はすでに幸せだ!」
と言い切ります。
それを聞いた主人公は、
「はあ〜〜?!いきなりなに言ってんの??????」
と、なります。
しかし神さま曰く、
「この世に不幸な人なんて1人もいない。あるのは自分が不幸だという思い込み」
「脳科学的にも、物理学的にも、量子学的にいっても、『現実』なんてもんはこの世に1つも存在しない。あるのは『解釈=ただの幻=固定観念』だけ」
「自分が不幸だと思っている人は、そう思い込んでいるだけであって、私たちの願いは全て一つ残らず目の前で叶っている!!」
と。
さらに神さまは、
「世界のあらゆることは、『何か』と『何か』を比べることで初めてその位置が確定する。
例えば、『自分は幸せだ』と実感するには、一回『自分は不幸だ』と思う必要があるから、あえて不幸を望んでいるのだ」
とも説いています。
「一瞬で悩みを消す方法」とは?!
「神さま」は、
『今すぐ悩みをなくす方法』についても語ってくれています。
悩みが一瞬で消えちゃう方法なんて、本当にあるのでしょうか。
神さま曰く、
「悩みとは、選択肢のことである」
と。
どういうことかというと、
道を進んでいくときにもしも目の前に一本道しかなかったら、
「どっちに行こうかな?」
なんて、誰も迷わないですよね。
例えばもっと深い悩みを想定して、
「明日からどうやって生きていこうか」
なんて、悩んでいたりするとします。
この場合、もう選択肢は残されていないみたいな感じがするけれど、
実は
A.明日からも自分でなんとかできるはずだ
B.明日からは自分だけではなんとかできないはずだ
という選択肢で迷っているのだと。
つまり、
人が何かで悩んだり迷ったりしている時は、
実は一つだけの明確な答えがない
イコール選択肢が複数ある
イコール『実はどっちでも良いことだからこそ、悩んだり迷ったりできるのだ。
だから、悩んだ瞬間に、悩むのをやめれば良い!』
と、「神さま」は言います。
でも、
どちらかの選択肢を選んで行動してみた後に、
『やっぱり違う方を選べば良かった!』
と、後悔してしまうこともありますよね。
それに対して「神さま」は、
『後悔=ただの勘違い=時間のムダ!!』
と言い切ります。
なぜなら、私たちは自分が体験した以外のことを時間を巻き戻して体験するなんてことは、絶対に不可能。
だから、
もしも違う選択肢を選んだ方が良かったかどうかなんて、わかるはずがない!
というわけです。
もしかしたら、
今、目の前で起こっている「悪いこと」は、未来に起こる「めっちゃ良いこと」の前触れかもしれない。
これってまさに、
中国の『塞翁が馬』※の話みたいですよね。
(※塞翁が馬・・人生の幸不幸は簡単に予測できないという格言)
そこで、
「神さま」は、人生で何が起こっても、 ある呪文を唱えれば良い、と、教えてくれました。
その呪文は、
『しめしめ、これはきっと、うまくいく!!」
人生でピンチに遭遇したり、うまくいかないとき、悩んだときにも、
この呪文を唱えることができれば、
人生最強だと思いませんか?!