分子栄養学の知識を生かして血液データを読むことでわかることと、その際の注意点について。
血液検査データからわかることとは?
通常の健康診断における血液検査では、大体20種類くらいの検査を行いますが、栄養療法では普通の検査項目よりも多い 50~60 項目を検査します。
これらの検査によって、栄養状態の過不足や、酵素活性の状態、ストレス度合などを推測することができます。
細かく言うと、たんぱく質が足りているかどうか・ ビタミン B 群が足りているかどうか・鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが足りているかどうか。・脂質が足りているかどうか・肝機能・胃腸の状態・炎症の有無・ 溶血・貧血・血糖コントロールの状態・自律神経バランス・ 酸化ストレス・抗酸化力など、様々な情報を推測していきます。
血液データを読むときの注意点
ただし、この血液検査の読み方は一般の医療には認められていないものです。大規模な 試験に基づくエビデンスもまだなく、あくまでも生化学的な理論や経験から推察されるものです。
また、栄養療法一辺倒になり過ぎて大きな疾患を見逃すようなことのないように注意する必要があります。 身体に異常がある場合は、必ず一般の医療の検査も受けることが大切です。
また、血液検査のデータを良くすることが本来の目的ではありません。
今ある症状はなぜ起こっているのか、根本原因を探りながら栄養療法を行うことがとても大切です。
血液データの読み方を詳しく知りたい方は下記の記事をチェックしてみてください。