腸内環境を良くすることは、栄養療法の基本です。
腸内環境が悪いと、
肌荒れや肩こり、頭痛、疲れ、睡眠の質低下、老化
etc.
様々な不調に直結します。
かの有名なヒポクラテスも、「すべての病は腸から始まる」と言っています。
巷では『腸活=ヨーグルトの乳酸菌』といったイメージが強いかもしれません。
しかし、乳酸菌を摂ることは、腸を良くするための対策のうちのほんの一部に過ぎません!!
そこで、あなたの健康を一層向上させるための、栄養療法の基本となる「腸内環境改善のための4R」を紹介します。
①Remove(取り除く):腸にダメージを与えているものを取り除く。
腸にダメージを与える物とは、ストレスや腸の炎症を引き起こす食材、全身の炎症、病原菌などです。
グルテンやカゼイン、砂糖、アルコールなどは腸の炎症を引き起こしやすい食材です。
全身の炎症とは、喉や口腔内、副鼻腔炎、肝臓の炎症などのことです。
病原菌とは感染症やピロリ菌感染、カンジダ感染など。
まずはこれらの腸を荒らす要因になるものを排除することが大切です。
(カンジダ感染にはMCTオイルもおすすめ⇓)
②Replace (置き換える)不足している胃酸や消化酵素に換わるものを補充する。
胃酸サプリや消化酵素サプリの他、胃酸を補う効果のある大根おろしやレモン汁、
お酢などの酸っぱいものを食事と一緒に摂ることも心がけましょう。
③Reinoculate(有用菌を植え付ける):腸の有用菌とその菌のエサになるものを入れる。
腸の有用菌とは乳酸菌を多く含む発酵食品やプロバイオティクスのサプリメント。
有用菌のエサとは、オリゴ糖や食物繊維を多く含む野菜や海藻類など。
④Regenerate(再生する):腸粘膜を修復する。
腸粘膜を修復するものとは、グルタミンや亜鉛、ω3脂肪酸など。
中でもグルタミンは重要です。
なぜなら、グルタミンは腸の一番のエネルギー源だからです。
特に、副腎疲労のある人はコルチゾールの影響でたんぱく異化が起こり、グルタミンを消耗しやすいので積極的に補うことをおすすめします。
(体質的にグルタミンが合わない場合は、クルクミンやケルセチンを使って腸の炎症をとるという方法もあります。)
このように、腸を良くするためにできることはたくさんあるので、自分の状態に合わせて適切な対策をしていくことが大切です。
これらの方法を実践していくことで、健康な腸内環境を手に入れることができます。
あなたもぜひ、今日から少しずつ取り入れてみてください。