痛み止めの原理と痛み体質を改善する方法について

 

一般的に広く使われている頭痛薬や生理痛の薬や痛み止めの薬(バファリン・イブ・アスピリン・ロキソニンなど)には、痛みの元となる

『プロスタグランジン』という物質が作られるのを抑える働きがあります。

 

痛みや炎症は、私たちの身体に備わっている防衛反応の一つです。

痛みや炎症の元となる『プロスタグランジン』には、

・ウイルスや細菌と闘う

・排卵や分娩を誘発する

・月経時に不要となった子宮内膜を押し出す

といった働きもあります。

このように、『プロスタグランジン』自体が悪者なわけではないのですが、

過剰になると必要以上に痛みや炎症を引き起こし、弊害が出てきます。

痛みの元となる『プロスタグランジン』は、人によって作られやすい人とそうでない人がいます。

その違いは、『細胞膜』の違いです。

細胞膜にどんな種類の脂質が多く含まれているかによって、

痛みの元となる『プロスタグランジン』の量は変わってくるのです。

細胞膜を構成する脂質の原料になるのは、食べ物に含まれる油分です。

普段から揚げ物やサラダ油(コーン油、紅花油、大豆油、ひまわり油など)や肉類の摂取が多い人は、痛みの元となる『プロスタグランジン』がたくさん作られやすく、炎症や痛みが起こりやすくなります。

現代人は意識していないとプロスタグランジンが作られやすい食生活になりがちなので注意が必要です。

痛みを起こしにくくするための食事について、くわしくはこちら↓

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